STORY4.塾講師は
“人の人生に
影響を与える仕事”

目次

    「お前は、やればなんでもできるぞ」――中学時代に恩師からかけられた言葉を胸に、土木業界から教育の世界へ転身した野尻晃志郎先生。「生徒の人生に影響を与える仕事がしたい」という思いを抱き、未経験から塾講師の道へと転身。教育の力を信じ、生徒の未来に関わるこの仕事に、どのようなやりがいを感じているのか語っていただきました。

    人の人生に寄り添い、
    情熱で未来を変える
    野尻先生
    野尻晃志郎先生
    2023年入社
    • 前職:土木業界の施工管理
    • 学部:教育学部
    • 担当:中高受験、集団指導

      文系(国語、英語)
    土木業界を経験して、「勉強が人生の選択肢を広げる」ことに気付いた野尻先生。施工管理で培った“伝える力”を生かし、教育の世界へ進みました。入社後は国語の指導に挑戦し、難関クラスを任されるまでに成長。
    「やればできる」という恩師の言葉を胸に、生徒が本気になる瞬間を支えるため、今も挑戦を続けています。

    前職で、ふと校舎の風景を
    思い描くことがあった

    前職ではどのような仕事を
    されていましたか?
    前職は土木系の会社で、トンネルの補修工事現場の施工管理として働いていました。施工管理は工程管理だけでなく、現場の職人の方々に業務内容を分かりやすく伝える役割も担います。施工管理の経験から得た“分かりやすく伝える力”が教育の仕事にも通じ、現在の業務にも活かされていると思います。
    施工管理から塾講師へキャリアチェンジ
    したきっかけを教えてください。
    野尻先生

    前職の土木業界では、学歴に関係なく多様な方々が働いていて、知識や技術に優れた尊敬できる方がたくさんいました。

    中には、「もっと勉強していれば、違う仕事をしていたかもしれない」と口にする方もいました。そうした声を聞く中で、塾講師なら一人でも多くの人の可能性を拡げることができるのではないかと考えるようになり、塾講師へのキャリアチェンジのきっかけとなりました。

    ある学園ドラマの中で、『教育だけが世界を変えられる』というメッセージに強い感銘を受けたこともきっかけの一つです。私自身、学ぶことで人生の選択肢が広がり、やりたいことに近づけると感じていますし、そうした経験からも塾講師は人の人生に影響を与えられる仕事だと思っています。

    塾講師として正社員で働いてみようと
    思った理由は何ですか?
    前職の施工管理の現場で、時々「これを授業で紹介したら生徒も興味を持ってくれそうだな」と校舎の風景を想像することがあり、自分はやはり“教える”仕事に魅力を感じているのだと気づきました。もともと大学も教育学部でしたし、自然と塾業界に身を置きたいと思うようになりました。
    数ある塾の中から、なぜ早稲田アカデミーで働きたいと思ったのですか?

    正直なところ、転職活動を始めるまでは早稲田アカデミーの名前を耳にしたことが一度もなかったんです。出身が田舎でしたので、当時は都会の塾業界や関東圏の受験事情もよく知らず…。

    面接の際に「本気でやる子を育てる」と壁に貼られた教育理念に触れ、合宿などの取り組みを知り、単に学力を伸ばすだけでなく人間教育にも力を入れている点に強く魅力を感じて、入社を決めました。

    塾の中では他社も検討していましたが、「本気でやる子を育てる」という教育理念に強く共感していたので、最終的に早稲田アカデミーを選びました。

    生徒への「見ているよ」で
    信頼関係を育む

    入社後に実感したご自身の
    変化について教えてください。
    野尻先生

    入社1年目の夏期合宿に参加した際、仕事への取り組み方や考え方が大きく変わりました。合宿では、スタッフの心得として「生徒の健康管理」「生徒の安全管理」ということが徹底されます。

    これを身につけていくうちに、合宿の場だけでなく、通常の校舎での業務においても、“生徒ファースト”というスタンスが自然と定着していきました。以後、どのような業務でも「生徒のために何ができるか」を常に考えるようになりました。

    働き方や仕事への向き合い方は
    変わりましたか?

    塾講師になってからは、肉体的な疲れはあっても、精神的な疲労はほとんど感じなくなりました。毎日が楽しく、休みの日や仕事から帰ってきてからも、受験事情や担当科目のことなど積極的に情報収集するようになりました。

    日々「どう教えればもっと伝わるか」を考えることが面白く、自然と前向きに取り組めているのだと思います。

    入社後に初めて体験した
    うれしかった出来事を覚えていますか?

    小学6年生のクラスを担当していたとき、国語がどうしても苦手な生徒がいました。他の科目は良いのに、国語だけが伸び悩んでいる状況で、「ここは自分が頑張らねば」と思い、先輩講師に相談もしながら、指導法を試行錯誤しました。

    結果として第一志望校には届かなかったのですが、保護者の方からは「先生のおかげでここまで来た。(別の志望校の)合格が取れたのは本当にありがたかったです」と感謝の言葉をいただきました。

    何よりうれしかったのは、生徒自身が「大学受験でリベンジします!」と、力強く前向きな言葉を伝えてくれたことです。その言葉を聞いたときは、本当にうれしかったです。

    生徒や保護者と信頼関係を築くうえで、
    大切にしていることを教えてください。

    安心感を与えることを一番大切にしています。「あなたのことを、しっかり見ていますよ」という姿勢を、生徒にも保護者にも伝えるようにしています。保護者には、生徒の心の現状や授業の様子、つまずいているポイントなど、塾内での様子を細かく共有します。

    単に成績を上げることだけが目的ではなく、生徒や保護者が安心できる環境づくりこそが、信頼関係に結び付くのだと思います。

    本気が届く熱い指導!
    生徒を動かす塾講師の姿勢

    早稲田アカデミーならではだと思う
    指導の特徴はありますか?

    やはり「夏期合宿」は、早稲田アカデミーを象徴するものだと思います。合宿で「声を出せ、もっと出せ」といった講師の心得があり、その雰囲気や熱気で校舎全体が一体感に包まれます。3フロアにまたがる校舎で講師陣の掛け声が響き合って、隣の講師の声に負けまいと、こちらも声量が自然と上がるほどです。

    そんな気合いに満ちた空気感や勢いこそが、早稲田アカデミーならではだと感じますし、講師が大きな声を出しながらテキパキと動くことによって、生徒たちの熱も上がって雰囲気が明るくなります。この授業のスタイルが、教育理念の「本気でやる子を育てる」につながっていくのだと感じます。

    「夏期合宿」での
    印象的な出来事を教えてください。
    野尻先生

    忘れられないのは、入社1年目に担当した小学4年生を対象にした4日間の夏期合宿での出来事です。

    初日は、生徒たちも遠足の延長のような気分で授業に集中できず、私語を注意される子もちらほらいる状況でした。短いサイクルで発問→指名→復唱を回す授業に切り替えて迎えた最終日には、授業の受け方が明らかに変わり、子どもたちは全員まるで別人のようでした。

    合宿の最終日には、講師として
    どのような感情になるものでしょうか?

    合宿の最後は、通常ベテラン講師から「4日間の総括」を語る時間があるのですが、直前に欠員となり急きょ私が初めて担当することになりました。

    生徒40人程がいる校舎で「この4日間で、何が変わった?」と問いかけると、生徒全員が真剣に私を見つめ、話すたびに「はい!」と元気な声が返ってくるんです。その瞬間、初日からの成長を感じ、「たった4日間で、変わるのか」と胸が熱くなり、思わず涙がこぼれてしまいました。そうした子どもたちの変化が、教育理念の「本気でやる子を育てる」にもつながってくる部分だと思います。

    まさに、授業を通じて「感動できる瞬間」ということですね。

    そうですね。合宿では成績によってクラス分けされるのですが、ある年の合宿で私は“2番手”クラスを受け持ちました。最終日の締めくくりには、個人成績とクラス平均を競うコンテストがあるのですが、その前に生徒たちに「君たちは2番目なんだ。1番じゃないんだ」と事実を伝え、「悔しくないか?1番手に勝とうや!」と気合いを入れたんです。

    すると生徒たちが本当に必死で頑張ってくれて、なんと私のクラスが1番手のクラスに勝っていたんです。結果発表で平均点の順位が出た瞬間、歓声が上がって泣き出す子もいて、私も思わず「みんな、よくやった!」と号泣でした(笑)。

    自分の人生さえも変えてくれる、“教育者”という選択

    野尻先生ご自身を「本気にさせてくれた
    言葉」を教えてください。

    中学時代の先生に言われた「お前は、やればなんでもできるぞ」という言葉です。

    国語の授業を担当することは、入社当初の私には新しい挑戦でもありました。授業を重ねるうちに、生徒の反応や成果を通して自信がつき、今では国語を教えることが得意分野の一つになっています。難関プログレスコースも担当するようになり、本当に「自分にできないことはないのかもしれない」と思えるようになりました。

    努力を重ねれば必ずできることが増えると実感していますし、中学時代の先生の言葉は「間違いじゃなかった」と今でも感謝しています。

    今後の目標や、思い描くキャリアは
    ありますか?

    今は目の前のことに集中していて明確に描き切れていない部分もありますが、ゆくゆくは校長になりたいと思っています。まだまだ力量も講師経験も足りていないと思うので、まずは授業で生徒たちを圧倒できるような講師になることが目標です。

    人に「頑張ってみよう」と思わせられる人は、生徒の人生にも影響を与えられる人だと思います。私は何事にも立ち向かい、生徒たちを導ける講師でありたいと思います。

    最後に、未経験から塾講師へ転職を考える方へエールをお願いします。
    野尻先生

    「何のために働くのか」「自分は何をしたいのか」という軸を大切にしてほしいと思います。

    仕事は、自分が本気で打ち込めるものでなければ続けられません。だからこそ、本気で夢中になれるもの、努力を続けられるものは何かをよく考えて選択するのが良いのではないでしょうか。

    生徒の人生に寄り添い、
    自分も成長していく

    野尻先生の言葉からは、塾講師が単なる知識を教えるだけでなく、生徒の人生に深く関わって影響を与え、その未来を拓く使命感を背負った仕事であることが伝わります。生徒との信頼関係を築き、自身の「本気」の姿勢を示すことで、子どもたちの可能性を引き出す。塾講師という仕事は、生徒の可能性を広げながら、自分の可能性も育てていける仕事であると感じさせてくれます。

    野尻先生のようなセカンドキャリアに関心のある方は、まずはこれまでの経験が“塾講師”としてどのように活かせるか「塾講師採用のプロ」である人事担当者に相談してみるのが良いでしょう。些細な不安や気になることがあれば、早稲田アカデミーの「30分カジュアル面談」にお申し込みください。

    ホンキノコエ
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